Dream Japan

Vol.15:
"Roar, the Champions ! "
    -
 (ロアー、ザ・チャンピオンズ)  

(2013/11/21)

レディ・ガガがニューアルバム「アートポップ」からのファースト・シングル「アプローズ」(喝采)を発表した。それとほぼ同時期にケイティ・ペリーがニュー・アルバム「プリズム」を発表したが、スタート時点では、チャンピオンたちを讃える新たなアンセムになりそうな「ロアー」が早々全米No.1ソングになり、一歩リードしており、ケイティが優勢だ!

ちょうど10月末程度が2014年のグラミー賞ノミネートの締め切り期限だが、それにあわせて現代のマーケット・リーダーたちが動き出した。豪華な作曲陣を集めて頂点を目指すケイティと、前作の「ボーン・ディス・ウェイ」でのポップでキャッチーな作風と違い、かなり実験的な4作目だが後半の「ドープ」、「ジプシー」、「アプローズ」等の楽曲では実力をみせるガガの対決だ。

今年は何といっても、ビルボード12週連続No.1のロビン・シックの「ブラード・ラインズ」だろう。どこかユーモアがあってセクシーなPVで、今年最大のヒットとなった。日本でも、AKB48の主力メンバーである大島、小嶋の2人が日本用のPVでロビンと共演した。


・"Roar"


・"Applause"


・"Gypsy"


・"Fashion!"


・"Blurred Lines"/Robin Thicke ft. T.I., Pharrell


・"Blurred Lines"/Robin Thicke ft. Oshima &Kojiharu


来日したカーリー・レイ・ジェプセンは「コール・ミー・ベイビー」以降のヒット、「グッド・タイム」に続き、今度は失恋ソングとも言える「ゲッティング・オーバー・ユー」を発表したがこれも中々の出来映えだ。

日本の人気アニメ「ワンピース」の主題歌さえ歌ってしまうアブリル・ラヴィーンは自身の名を冠したニューアルバムから「ロックンロール」を発表した。元気に溢れる得意な曲だけでなく、新曲のロックバラード「レット・ミー・ゴー」らもあり、毎回質が高い。

テイラー・スウィフトも「22」や、「ネバー・エバー・ゲッティン・バック・トゥギャザー」といったヒットで常にチャートインしていた。

マクレモア&ライアンルイスも大ヒットを飛ばした。「スリフト・ショップ」、「キャント・ホールド・アス」は何れも全米No.1、トップ3に入るヒット曲となった。


・"Rock 'N Roll"


・"Let Me Go"/ft. Chad Kroeger


・"Getting Over You"


・"Good Time"


・"22"


・"Never Ever Getting Back Together"


・"Can't Hold Us"


・"Thrift Shop"


大御所では、ポール・マッカートニーが新作「ニュー」を発表し、英国チャート上位に入り込むなどビートルズの往年の曲に近いと好評だった。

エアロスミスは来日し、健在ぶりをアピールした。ヴァン・ヘイレンもフロントマン、デイヴ・リーロスがユーモア溢れるスピーチでファンを楽しませた。

ダフトパンクも大御所ナイル・ロジャースを使い往年のディスコ・フレイバーを世界にまき散らし、ファレルは「ブラード・ラインズ」でもアクセントになったが、今回もリード・ボーカルとして「ゲット・ラッキー」でチャート上位に入り込んだ。

ウィル・アイ・アムは「スクリーム・アンド・シャウト」 でfeat.にブリトニー・スピアーズを使い、双方にとって、メリットのあるコラボとなった。

エミネムは新曲「バルザーク」 で再度チャートにラップ攻勢をかけるだろう。

ハードロックでは、ブラック・サバス、キッスらの復活もあった。それぞれ、「アイアンマン」、「パラノイド」、「ロック&ロール・オールナイト」、「ベス」らのヒットを持つ大御所だ。

来日したミューズはそれこそロックバンドの頂点でもあるU2の「ウェア・ザ・ストリーツ・ハブ・ノー・ネーム」のカバーを見事にこなした。


・"NEW"


・"Sweet Emotion"


・"She's the Woman"


・"Get Lucky"


・"Scream & Shout"


・"Berzerk"


・"Paranoid/Iron Man"


・"Iron Man"/Metallica


・"It's All Right"


・"God is Dead?"


・"Beth"


・"Rock & Roll All Night"


・"Where the Streets Have No Name"/Muse Ft. The Edge


その一方で、若手の活躍もすさまじく、ネバダ出身のイマジン・ドラゴンズが「レディオアクティブ」をヒットさせ、ニュージーランダー、ロードが「ロイヤルズ」を、また、フランスのデビッド・ゲッタに続かんとばかりのEDM(Electric Dance Music)では、オランダのニッキー・ロメロがユニークなPVと共にヒットさせた「トゥールーズ」、スウェーデンのアヴィーチはグラミーを取らんばかりの勢いで「ウェイク・ミー・アップ」をヒットさせた。

LA出身のスクリレックスも快進撃を続け、マイアミ出身、ピットブルはクリスティーナ・アギレラと往年のアハのヒット曲「テイク・オン・ミー」をサンプリングした「フィール・ディス・モーメント」を、若い女性の支持が多いアリシア・キーズは「ガール・オン・ファイア」らでティーンのアイコンとなっていった。

アリアナ・グランテは「ザ・ウェイ」を、リッキー・リーは「ドゥ・イット・ライク・ザット」、セリーナゴメスは、「スロウ・ダウン」らをチャートインさせたが、中でも非常にユニークな楽曲は、M.I.Aの「マタンギ」だろう。

ルーマニアのアレクサンドラ・スタンは「クリシェ」 らのヒットを飛ばし、「サクソビート」や「ロリポップ」らはダンスソングの定番となった。

新しいブリティッシュ・ポップ・スターとして、ザ・ビートルズ、ワム、デュラン・デュラン、カルチャー・クラブらの系統を継ぐ”1D”こと、ワン・ダイレクションは11月に来日し、女性ファンを虜にした。

一方で、「ウェルカム・トゥ・ザ・ブラック・パレード」を大ヒットさせたマイ・ケミカル・ロマンスが今年、解散を発表した。クイーンやグラム・ロックっぽさも持っていただけに、次の大ヒットに恵まれなかったのが残念だ。


・"Radioactive"


・"Toulouse"


・"Wake Me Up"


・"Royals"


・"Bangarang"/ft. Sirah


・"Turn Me On"/David Guetta ft. Nickey Minaj


・"Feel This Moment/Pitbull ft. Christina Aguilera"


・"Matangi"


・"The Way"


・"Do It Like That"


・"Slow Down"


・"Clishe"


・"Saxobeat"


・"Lolipop"


・"One way or another"


・"Welcome to the Black Parade"


しかし、時代は変わり、今もっとも面白い若手の存在として台頭しているのは、ブラジルのアニータとフランスのC2Cだ。

アニータは日本で特別有名なチリ人の方ではなく、ブラジル人のシンガー&ダンサーであり、既に現地では大人気だ。来年はW杯、そして、2018年にはリオ五輪があるが、その際にも脚光を浴びるだろう。

また、最も優れたお気に入りは、C2Cだ。「ダウン・ザ・ロード」は非常にクールな楽曲で、フランスのアーティストだが、ダフトパンクやジャスティスらを超えるヒットを飛ばすだけのポテンシャルを持っている!


・"Meiga e Abusada"


・"Down the Road"


・"Down the Road" live

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◆"State-of-the-Art Point":

"Roar, the Champions!" - 「ロアー、ザ・チャンピオンズ!」 

        

YTMA-You tube Music Awardsが開催される時代において、もはやMTVを見ずとも、ネットを観れば、最新の音楽、お気に入りの音楽が見つけられるようになった!

楽曲はその発売時期によって順位が入れ替わるが、今回、今年のトピックスでの洋楽トップ10を考慮してみよう。


1.ブラードラインズ:2013年中を通じてトップ1を張っていたことや、ユーモア・センスからしたら、この曲が1位だろう。


2. ロアー: 女子スポーツ、野球、サッカー、バレーなど勝利の新たなアンセムとして相応しい。ケイティはとことん、ポップだが、クイーンの「ウィー・アー・ザ・チャンピオンズ」を超えられるか。


3.ルー・リード死去:「ポップアート」の先駆者、ウォーホールの影響を受けた偉大なるミュージシャンだった!


4.C2Cの登場:とにかくクールで、今後に期待がもてるフレンチ・テクノの新星だ!


5.ゲット・ラッキー:ダフトパンクとナイル・ロジャースは相性がよいようだが、ダフトは今回、打ち込みが減ったアルバムを作った。


6.マクレモア&ライアンルイス:2013年、大ヒットを飛ばしたヒップホップ・コンビだろう。


7.グッド・タイム:新星CRジェプセンの2012-13は良いときを過ごし、成功に終わったが、次のアルバムでガガらと肩を並べられるか。


8.アートポップ:デビッド・ボウイを彷彿させる曲もあり、ドイツでもレコーディングを行ったが、今までよりポップでない、「アートポップ」というジャンルを意図しているのだろうか。固いゴツゴツしたサウンドやスペーシーで実験的な曲などが多く、聴きやすくはないが、かなり攻めていて万人受けしないだろうが、最後の「ドープ」以降は名曲も揃えている。


9.エアロ、ヴァンヘイレン、ブラックサバス、キッスら:大御所たちはうまく復活しているし、ユニークな特徴が確立されているのがいい。


10.アニータ:来年に期待のブラジリアン・ダンサー兼シンガーだ。2014年は全32カ国がようやく出揃ったフットボールの祭典、ブラジルW杯だ!


特に偉大なるニューヨーカー、故ルー・リードについては「パーフェクト・デイ」、「サテライト・オブ・ラヴ」、「ワイルドサイド」ら優れた楽曲があることを触れておきたい。


"Perfect Day"


"Perfect Day"/Duran Duran


"Satellite of Love"/U2


"Walk on the Wild Side"

"Rest in Peace" - Lou Reed



それでは邦楽はどうか?

邦楽は非常に難しく、若手か、ベテランか、ポップスか、ロックか等どこに軸足を置くかによって比重が大きく変わるが、ここではどちらかというと年配の人向の話題性を重視している点は否めない。


1.”YAZAWA” 矢沢永吉&洋子:All Time Bestを発表した永ちゃん、"YAZAWA"は永久に不滅です!!

"YAZAWA"ブランドの長女、矢沢洋子の"Bad Cat"もロックしている!

"Bad Cat"/YOKO "YAZAWA"


2.きゃりーぱみゅぱみゅ:ファッション、音楽でヨーロッパさえも席巻した"Kawaii"文化を広める若手No.1 Pop Artistだろう!


3.サザンの復活:国民的知名度のあるビッグバンドが復活した一年だった!


4.松田聖子&クリスハート:美声の持ち主同士のコラボ。紅白で観れるか。


5.AKB「ハートエレキ」:メンバーの脱退が続く中で、グループ・サウンズを意識した楽曲で大人、子供共に再び注目を引き止めた。


6.ゆず「雨のち晴レルヤ」:高島アナとの結婚後のゆーじんだが、人気は継続。遠き山に・・・。


7.椎名林檎×中田ヤスタカ 「熱愛発覚中」:異色のコラボで、興味深いが、最初、この二人のスクープかとも思えた。


8.SPYAIR:キテマス!若手では注目度No.1のグループだ!


9.I×U Silent Siren:ふしぎな声でネットで話題になったが、もっと話題になる可能性も。


10.剛力 彩芽「友達より大事な人」:ドラマにバラエティに大活躍で、明石家さんまからはNo.1のお墨付きをもらったが、音楽でもデビューするなど、マルチタレントとして活動的な一年だったようだ!

それにしても11月に思い出す名曲は、いまだにガンズの「ノーヴェンバー・レイン」である。エルトン・ジョン、クイーン、ゼップ、プリンス、ザ・ローリング・ストーンズら多くの偉大なミュージシャンの影響が感じられるのであるから、ムリもないだろう・・・。


"November Rain"


"Walk on the Wild Side"/Tribute to Lou Reed D.Stewart & V.Paradis


11月にポールは来日したが、ジョン・レノンとオノ・ヨーコの息子、”ちょうどいい”ショーン・レノンは、12歳差の1987年生まれの年下の26歳モデル、シャーロット・ケンプ・ミュールと交際中だそうだ。12月はジョンの命日月でもあり、未だにビートルズを超えるバンドを探すのは難しい・・・。

"Sean&Charlotte”


" Love"/Tribute to John Lennon


John Lennon Special


Yahoo!Japan GaGa Edition(by 12/8)


・2013アプリ、リリース情報!


・2014 FIFA WorldCup Brazil , 32 team!


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