Dream Japan

Vol.19:
"Queen Ⅱ and Freddy Tribute Concert”

- QueenⅡとフレディ・トリビュート・コンサート

(2015/05/02)


桜舞う4月は日本人にとって特別な月であり、新しい期の始まりでもあるが、クイーンファンにとっても特別な季節である。

1975年4月17日、クイーンは、3,000名の日本人ファンの出迎えの中、羽田国際空港に降り立った。まだ本国英国でも若手ミュージシャンであり、米国ではブレークしていなかった。

本国英国では「女性と子供のためのミュージシャン」、「時代遅れのグラムロック」など酷評された1973年のデビュー・アルバム「Queen」の評価を一掃すべく、「QueenⅡ」を74年にリリース。

「自分が死んだら棺桶に”QueenⅡ”を」とG'N Rのボーカル、アクセル・ローズが語ったとされる2ndアルバムは、リード・ボーカルのフレディー・マーキュリーの死後、「Queen史上、最高のアルバム」との評価を受けている。

もっとも、英国ウイリアム王子とキャサリーン妃の第2子誕生は、4月ではなく、2015年5月に持ち越されたが。

Queen自体は、3rdアルバムからの"Killer Queen"のヒットをひっさげ、Deep PurpleやMott the Hoopleの前座をこなしていた。

日本での歓迎は、まだ世界で無名で売り出し中の彼らにとって、ことのほか、嬉しかったことであろうし、40年経った2015年4月17日にも、"The Queen Day"として記念イベントが羽田で行われた。

・"The Queen Day"

そして、英国9週連続No.1、世界の多くの国でも1位を記録する"Bohemian Rhapsody"を収録した4thアルバム、「オペラ座の夜」(A Night at the Opera) が全米での人気にも火をつけて、遂に、世界的な大ヒットになった!

当初、酷評していた英国本国の批評家たちも黙り、英国人のAll timeで好きな曲では第一位になるなどの人気を博したこの曲のヒットもあり、Queenは通算3億枚のアルバムを全世界で売りつくした。

・"Dear Friends"

・"Bohemian Rhapsody"

その後も"Crazy Little Thing Called Love"、”We Will Rock You”、”We are the Champions”、"Another One bites the dust"、”Somebody to Love”、”Save Me”などのヒットを飛ばし、時代遅れどころか、シーンをリードする存在へと成長していった!

4月はもうひとつ、Queenファンにとって特別な季節だ。1992年4月20日、ロンドンのウェンブリー・スタジアムで72,000の観客を集めてAIDSで亡くなったフレディ・マーキュリーの追悼コンサートが行われた。

エルトン・ジョン、ジョージ・マイケル、デヴィッド・ボウイ、デフ・レパード、ロバート・プラント (Zep) 、ロジャー・ダルトリー(The Who)ら英国のミュージシャンや、フレディが好んだ"Chicago"などのボーカリスト、ライザ・ミネリ、メタリカ、ガンズ&ローゼス、エクストリーム、ボブ・ゲルドフ、エリザベス・テイラーらも参加した。(U2は衛星中継での出演)


・"Somebody to Love" - live


・"We Will Rock You" - live


・"Bohemian Rhapsody" - live


後にDVDにもなり、80年代のライブエイド以降では最大の注目を集めたコンサートとなったが、フレディの死を、ブライアン・メイ、ロジャー・テイラー、ジョン・ディーコンらオリジナルメンバーと、この日に多数参加したミュージシャン達が彩った!



◆"State-of-the-Art Point":

◆"Queen Ⅱ and Freddy Tribute Concert"

クイーンの人気は日本でも高いが、クラシックとロックを融合した手法で彼らは世界のロック市場をリードしていった点は、ひとつのマイルストーンであったといえよう。

晩年は、シンセサイザーを多様したポップス、バラード調の曲が多くなっていったが、フレディの死後に出された"Made in Heaven"というアルバムでさえ、全世界で2,000万枚売れたというから驚きだ。

彼らの最大のヒット曲"Bohemian Rhapsody"、スポーツライブなどでも多様される"We Will Rock You"、"We are the Champions"らも有名だが、アルバムとしては何といっても、"QueenⅡ"が彼らの将来に光を射した名作である。

とにかく批評家から酷評されたデビューから、"QueenⅡ"では、彼らのアーティストとしての才能を如何なく発揮しており、3rdアルバムの2曲目("Killer Queen")まででやりたいことをやり尽くした、とロジャーが語っているように、後の大ヒットの前のミュージシャンとしての方向性を決定づける曲調がズラリと並んでいる。


◆"Queen Ⅱ"

Procession ~ Father to Son

Nevermore

Orge Battle

Funny How Love is

The Loser in the end

The March of the Black Queen

Seven Seas of Rhye


この"QueenⅡ"をずっと聴いていると、大ヒットはないが、ひとつのストーリーを感じる。コンセプト・アルバムとしては非常に優れている。

Queenのヒット曲、お勧めの曲は何か?と聞かれれば、以下のような曲をイメージするが、優れたアルバムは"QueenⅡ"であろう。決して"Greatest Hits"ではないが、"QueenⅡ"以上に彼らの優れたアルバムがあるというならば、教えてほしいものだ!

Lady Gagaは彼らの後半のヒット曲、"Radio Gaga"から来ている愛称であることも有名だが、2014年には、マイケル・ジャクソンとの未発表デュエット曲("There Must Be More To Life Than This ")も公開されるなどで話題にもなった。

"QueenⅡ"はそんな彼らが酷評、逆境をはねのけ、自身の音楽のスタイルを確立する第一歩となった。

◆"Queenのお勧め曲"

1.Bohemian Rhapsody

2.We Will Rock You

3.We are the Champions

4.Another one bites the dust

5.Stone Cold Crazy

6.Somebody to Love

7.Save me

8.Crazy Little Thing Called Love

9.These are the days of our lives

10.Teo Torriatte (Let Us Cling Together)



クイーン

Queen Official