Dream Japan

Vol.7
★「君の名は。」 Your Name.
~ 美しい映像 - 三葉を瀧は救えるのか?~

(2017/06/17)

公開: 2016年
監督: 新海誠
脚本: 新海誠
原作: 新海誠
製作: 川村元気、武井克弘、伊藤耕一郎
製作総指揮: 古澤佳寛
声の出演者: 神木隆之介、上白石萌音、長澤まさみ、 谷花音、成田凌、市原悦子ほか
音楽: RADWIMPS
制作会社: コミックス・ウェーブ・フィルム
製作会社: 「君の名は。」製作委員会
配給: 東宝



★映像美の中で、"夢"が二人を出遭わせる・・・。

東宝の配給をもってして当初23館の上映が、反響の大きさにより約300館へと拡大される大ヒットとなった「君の名は。」

その映像美とストーリーは世界でも高い評価を受けた訳だが、当初、その名前をきいたとき、NHK等で大ヒットしたドラマの焼き直しか?とおもった年配の方も多かろうが、ティーンエイジャーにとっては、2016年公開のこの映画、「君の名は。」は大好きな美しいラブストーリーとなったに違いない。

飛騨の山奥の糸守町で暮らす田舎育ちの少女、三葉(みつは)は、巫女として家系の伝統を守っているが、東京に憧れを抱いていた。

そんな矢先、1200年ぶりに「ティアマト彗星」が地球に大接近するというニュースが流れ込む。

一方の瀧(たき)は、東京で暮らす高校生で、レストランでバイトをし、先輩、奥寺ミキに憧れを抱いていた。

そんな三葉と瀧に突然、異変が起こる・・・。

「ティアマト彗星」、そして、三葉と瀧の運命は?

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若い人向けの作品という訳でもなく、大人でも楽しめるアニメーション映画で、むしろ、日本の誇るジブリ映画よりも、ターゲット年齢層は高い。市原悦子が祖母、宮水一葉として出演しているのも最適なキャスティングで、嬉しい。

日本の伝統と、斬新な演出、最後はドキドキするストーリーと、新しい映画の境地を日本人が、アニメーションという手法で表現していることが誇りに思える新境地の第一歩を踏み出したといっても過言ではない、映画である。

ディズニー映画でミッキーが動いた時、「ベンハー」や「風と共に去りぬ」らがカラー映画として一世を風靡した時、またジブリ映画が公開されるたびに感動を与えた時・・・幾多の映画の転換点があったであろうが、この映画は日本の映画のターニング・ポイントになり得る実写を超える映像の美しさをどう表現できるか?といったチャレンジもあり、むしろ、実写でこの美しさを表現するほうが難しいとすら、思わせる。

常識を、一線を超えた映像美と、日本の技術力の高さ、奇想天外だが、何故か心を揺さぶられるストーリーに、新海誠監督には敬意を表したいし、「もののけ姫」、「ハリーポッター」、「踊る大捜査線」らを超える興行収入249億円を超える歴史的な大ヒットとなったのもうなづける。

2017年3月16日には、文化庁メディア芸術祭のアニメーション部門の大賞を受賞するなど、各賞を受賞し、東宝の売上、利益を過去最高益に押し上げた。

若者向けとおもっている方にも、ぜひとも、2017年7月26日に発売されるブルーレイ、DVDにて、鑑賞してもらい、良くもわるくも、感想をきいてみたいものだ!

世界興行収入では、「千と千尋・・・」も超えて世界でも高い評価を得ているようだ。世界最高峰の映画市場であるハリウッドのあるアメリカでは、タイムスリップの設定の科学的矛盾など、合理主義、科学的な要素を重んじる国ならではの論評もあったようだが、総じて評価は高かったようで、伝統がない中で、新参者としての新海作品はひとつの壁は突き抜けたようである。

繰り返すが、この映画が、他のどの国でもなく、日本で制作されたことを誇りにおもう!




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