Dream Japan



Vol.31


Celebrating the Ballgame openings!

- 祝、ベースボール開幕!


(2016/04/10)


◆"Celebrating the Ballgame Openings!":

日本のプロ野球、およびMLBがようやく、開幕した!

日本では桜の舞うこの季節は、一年でもっとも期待に満ちた時期ともいえ、野球でもこれまでチームを支えた中心選手に加え、新戦力がチームに溶け込み、一年を通した戦力になるか否かといった試金石でもある時期である。

高校野球も奈良の智弁学園高が初優勝し、選抜高校野球の第一回大会の覇者であった高松商も決勝に駒を進めたが、延長11回裏に浦大輝投手から、智弁学園の村上頌樹投手がセンターオーバーの決勝タイムリーを放ち2-1でサヨナラで勝利した。

予測できる面白さもあるが、予測不可能性もあることは、スポーツ、真剣勝負の醍醐味で、智弁学園の優勝は奈良県勢19年振りの快挙でもあったし、ジャイアンツの1位指名岡本の後輩、3番ショート太田や、本塁打を放った4番ライト福元、そして何より村上投手らも先輩に刺激されて活躍した。

智弁学園、11回サヨナラで初V!

開幕までスポーツに不適切な話題が多かったが、プロ野球も開幕し、前評判のわるかったジャイアンツが開幕でセ・リーグ王者スワローズに3連勝するなど、由伸ジャイアンツがいい意味で大方の予想を裏切り、首位スタートをきった!

評論家の多くの予想は、3位や4位だった巨人だが、「やってみないとわからない」とはまさにこのことで、10試合を消化しても首位争いをして新人監督開幕4連勝記録をしていることは戦前からはサプライズだが、いくつかの興味深い特徴も見えてきた。

1.準備の監督:冷静な監督

前任の原監督はやりくり上手というか、持てる選手という駒を最大限活用しようとする節があったが、それに対し、高橋監督は、長野の1番、立岡2番、坂本3番という配置が見事だったが、その準備をした後はあまり動かないようで、圧巻は開幕戦で1-0の膠着状態が続いたところからチャンスで小林に代打を出さず、右中間にタイムリーが出て3-0となったことだろう。「期待して使っている」とよくコメントをしているが、選手の成長、自主性を重んじている点があり、6番の枠だけは亀井、大田、堂上、中井らの”チャレンジ枠”となっている点も特徴的だ!

2.投手起用

尾花コーチら経験豊富なコーチもいるが、マイコラス不在を田口、高木、桜井らの成長で乗り切ろうとしている。かつ、今年打撃陣が充実している阪神戦の3回戦に平良という若手を先発で使ったり、今村もDeNA戦でいきなり先発で使うなど、実績の少ない選手を大胆に使っている。ただし、ここは小山が今の所、中継ぎだが、原監督時代には先発ローテに一時はいった選手のため、実績次第では、戻るのがのぞましい可能性もあるだろうし、マシソンも先発で試していたが、残り1枠は見極めつつ、3~4回ずつ、若手を使う枠でもよいかも知れない。

3.忍耐力と決断

あらゆる場面で忍耐力を感じる男だ。内心イラっともしている時もあるだろうが、選手起用にしても、試合後のコメントにしても、感情よりも、理性を働かそうとしている努力はみられる。

一方で、ずっとオープン戦で我慢して使った岡本が結果を残さず、実績ではチームの要であった阿部が不調と見るや、スパッと、2軍行きを命じた。ベンチにおいておきたい・・・期待の若手と、実績十分の大ベテランなら、ふつうの監督はそう思うだろうが、由伸監督は、”今”の調子、状態を重視した結論、決断を導いている。


予測不能なサプライズも醍醐味であり、ことサッカーに目を向けても、”レスターの躍進”はもっとも楽しい要素である。

スター軍団ではないレスターには日本代表の運動量豊富な岡崎もいるが、エースは日本では考えにくい、7部リーグから這い上がった点取り屋FWヴァーディー、司令塔マレズ、ボランチで仏代表に召集されたボール奪取力と運動量に優れたチームの心臓ともいえるカンテや、英代表に選出されたドリンクウォーターとのダブルボランチが機能しており、ラニエリ監督もさんざんモウリーニョ監督に”平凡”扱いされたが、1-0=ウーノ・ゼロのいわゆるイタリアのカルチョのフットボールでの堅守速攻を徹底してプレミアリーグで首位につけている。

これらのサプライズに共通するのは偶然ではなく、準備と信頼の大切さで、無名な選手や実績の薄い選手に注目をおきつつも、選手の起用には忍耐と信頼、入念さも感じる。

いずれもまだ何も勝ち取ったわけではないが、こういったスポーツの現場で学ぶ冷静な判断、決断が、ゲームを面白くさせてくれているのも確かで、何らかの成果を得ているが故に、ここまでの賞賛は寛容にも、妥当としてあげたいものだ。



"State-of-the-Art" Point: - "Celebrating the Ballgame Opeinings!"



由伸ジャイアンツもさることながら、他チームや、メジャーにも目を向けてみよう!

阪神は金本監督の”超変革”で活気があり、ルーキーの高山はベテラン選手のようで、初の巨人戦で4安打するなど、バットコントロールに優れている。江越、ベテラン福留らも活躍し、投手陣も数が揃っているだけに"優勝"を狙える位置にいる。

王者ヤクルトも山田、川端が健在で、畠山、雄平、坂口、そして、バレンティンらが活躍すれば打撃陣は破壊力があり、投手陣は原というドラ1が活躍すれば期待はもてるが、先発陣が昨年どおりに働けるか?はやや不安で、それに加え、バーネットの後釜の活躍次第だろう。

中日は大野がエースへ成長しつつあり、高橋周平も主軸にすわり、4番ビジエドが好調とチームの新しい中軸は揃ってきてはいる!

広島はマエケンというエースの抜けた穴が課題だが、野村、福井、大瀬良、横山ら若手投手が成長すれば、穴は埋まる可能性はあるが、巨人菅野と互角に投げ合って、それぞれ星をつぶしたマエケンというエース対決に勝てる代替がベテランの黒田か、ジョンソンしか現状いない点と、まだ”期待”中心なのは不安要素ではある。

DeNAはラミレス監督というポジティブな存在はチームには良い影響もあるだろうが、梶谷の故障離脱で打線も迫力が薄れ、今MLBで主流のマネー・ボール的分析も重視しないような打線の組み方でもあり、投手陣は揃っておらず、あらゆる面で突出していないだけに、ちょっと厳しい状況ではあるが、関東の野球を盛り上げる上で重要なチームなだけに、どこまでチームとして成長できるか。


パ・リーグでは、絶対的な戦力の充実したソフトバンク・ホークスが下馬評が高いが、4番の抜けた穴は埋まった訳ではないため、昨年より打線は若干劣る。長谷川、上林らが活躍すれば、上積みも期待される。工藤監督の専門ともいえる投手陣は質・量共に12球団一で各球団羨ましい限りだろうが、額面どおりに働いての話であるだけに、故障でエース級が2、3枚抜けたなどとなったら、他のチームのチャンスがない訳ではないのと、捕手複数名体制なのが吉なのか、否か。

日ハムは、大谷以外の投手陣がどうか?有原、中村らの成長はあるか?やや先発の駒が足りない。打線は一定のチーム力は備えているが、故障者がでないことだろう。

西武は打線は強力で申し分ないが、一年を通した投手陣が岸以外で10勝以上できる投手が出るかどうか?にもよるであろう。

ロッテもデスパイネに続く、角中、鈴木、清田、細谷ら若手が成長して主軸になろうとしているだけに、勢いに乗れば強いだろうし、藤岡ら中軸への成長を期待する投手を中継ぎにもってきているのも面白い。

オリックスはルーキー吉田正尚が開幕6試合連続安打で原辰徳以来という快挙を達成したが、糸井を軸とした打線も金子、西ら投手陣もリーグを代表するほどの戦力でない状態だけに、その他選手も充実した活躍ができるかどうかだ。

楽天はウィーラー、今江、ゴームズら新戦力が中軸として一年を通じて活躍するか?またその他の選手にはルーキー茂木とオコエや岡島、聖沢ら足の速い選手も重宝し、投手陣は則本、美馬、釜田、辛島、松井祐らを梨田監督はここまでうまく使っている。

開幕時点で良い状態にあるのは、阪神、巨人、パでは西武、楽天、ロッテらだが、長いシーズンでどう変化、成長するか?楽しみである。


MLBはイチローのローズ超えの4256まであと43という挑戦がハイライトだ!メジャー3000本へも65、500盗塁へもあと2であり、いずれも日本人として前人未踏の領域である!

田中、ダルビッシュ、岩隈ら先発陣も最低2桁、できれば初のサイヤング賞に手の届く位置まで辿りついてほしいものだ。

ドジャースと契約したルーキーのマエケンが6回無失点、初ホームランのど派手デビューで、LAと、MLBのファンの心をいきなりつかんだ。マエケンとカズミアー、同じくルーキーのストリップリンで最多勝右腕グレインキーの穴を埋め、新人王の有力候補の遊撃手、コリー・シーガーらの成長が期待され、昨年不調のプイグも復活したら、優勝候補筆頭になるであろう。

ただ、戦前は10勝、防御率3.75前後という評論家の評価もあり、90マイル(約145km/h)以下の平均の直球速度はメジャーでは投手約103名中25%以下だという指摘もあった。日本での疲労で故障リスクも指摘され、まだ大きな故障はしていないが、シーズンを通して活躍できれば、コントロールには定評があるだけに、14,5勝以上もチーム力からはできなくはない。

ヤンキースは、チャップマンという170キロを超える快速クローザーを得てベタンセス、ミラーとの強力ブルペンを構築し、戦力UPしたが、打撃陣が高齢化で、どこまで通年で活躍できるか?カストロ、ヒックスらベテランの通年の活躍を計算しないでもよくなる若手が出てくるか、であろう。

ア・リーグ東では、クローザーのキンブレル、エースのプライスら戦力補強で田澤、上原のいるレッドソックスは投手は補強され、打線もヤンキースと対照的にボガーツ、ベッツ、スワイハートと23歳若手トリオが出てきている。プライスが抜けて投手は崩れることも心配されるが173cmだが150キロ台を連発するストローマンらの成長と、MVP2番ドナルドソン、バティスタ、エンカーナシオン、トロウィツキーら豪華打撃陣のブルージェイズらが東は強いか。オリオールズもデービス、ジョーンズ、マチャド、トランボ、アルバレスら20発以上を期待できる打線は強力だが投手力がイマイチだ。

中地区ではバーランダー復活のタイガースが先発ジマーマンも補強し、F.ロッドをクローザーに、カブレラ、JDマルティネス、キンズラー、そしてジャスティン・アップトンの加入と戦力が揃いつつある。昨年のワールド・チャンピオン、ロイヤルズがペレスという今No.1といってもよいMVP捕手がいてボルケス、ベンチュラ、ヤング、ケネディと先発もおり、ウェイド・デービスという守護神もいるだけにチームとしても安定しているか。

西地区は青木、岩隈のマリナーズ、ダルビッシュ復活のレンジャースに期待しつつ、昨年躍進したスーパースター候補生、カルロス・コレア、首位打者と盗塁王を狙えるアルトゥーベらのいるアストロズもカイケル、マヒューの19勝以上を経験した先発もおり、強いか。


ナ・リーグ東は、デ・グローム、ハービー、シンダーガードら投手の揃うメッツ、本塁打王ハーバーが牽引する打撃陣にシャーザー、ストラスバーグらのナショナルズが強いが、イチローのいるマーリンズも元ヤンキース主軸、ドジャース監督だったマッティングリーの監督就任にボンズ新打撃コーチ、エース、フェルナンデスとパワーヒッターのスタントンが故障なく戦えれば、俊足ゴードンもおり、優勝戦線に食い込む可能性は残されている。

中地区はブライアントに新加入の名外野手ヘイワード、カワサキらも加わったカブス、打撃はマルテ、マッカチェン、姜正浩らにサイヤング賞候補、昨季19勝の25歳のコール、51セーブのメランコンらのいるパイレーツ、レッズはキューバ人で飛躍の期待される超新星ライゼル・イグレシアスら投手陣の成長次第、昨年100勝のカーディナルスは元阪神の呉昇桓を加え、ワカ、ウェインライト、リンら15勝以上を経験した先発陣がいて、モリーナという絶対的な捕手がおり、大崩れはなさそうだが、地区4連覇となると、激戦区だけにどうか。

西地区は前述のドジャース以外での有力候補はジャイアンツだろう。バムガーナー、クエト、ケーンら投手が揃っていて、ポージーも打撃陣の主軸として存在しているが、この2強のライバル対決は見物だ。ロッキーズの全米1位指名ルーキー、ストーリーの打撃も見物で、新人王争いの前田のライバルだ。

上記以外でも、当然、サプライズも期待したいところだが、リーグ・チャンピオン決定も162試合と長丁場だが、ポストシーズンはトーナメントでその時点の好調なチーム状態もあり、なかなか予想は難しいが、それがMLBの現在の活性化にも一役買っており、ロイヤルズなどはまさにその象徴なだけに、最新鋭のプレー、特にパワーとスピードに秀でたMLBからも目が離せない!

一方、女子の野球も稲村亜実という野球経験者がテレビに頻繁に出演するなど今年のブームとして話題をさらっているが、関東、埼玉の人気球団、打線の強いアストライアのスペシャルサポーターにも就任した。投打のバランスがもっともとれてきている兵庫ディオーネ、昨年の女王で投手層の厚い京都フローラと3チームの戦いの中で飛躍的な成長を遂げた選手が出たチームが、京都の連覇という予想を覆すかも知れない。

マリナーズに移籍した元SBホークスの李大浩もメジャー開幕4戦目で一発を放ったが、昨年のプレミア12の日本代表との準決勝では日ハム増井から逆転打を放ったもののシーズン対戦成績は5-0だった。

そういった予測不能な勝負が勝敗を分けることもあり、データだけでなく、データと直感と、勝負への決断というまさに采配の妙や、それを超越した選手個々の意地のぶつかり合いこそが面白い。

今季もそういった点に注目が集まり、余計な誘惑やノイズは断ち切って、アスリートとして、”サムライ”らしい勝負をみせてほしいものだ!


さいごに、アスリートの賭博や薬物依存などへの提言だが、特別な才能をもったアスリートはチヤホヤされがちで、勉学にいそしむ必要もなく金銭に恵まれ、周りからも特別待遇を受けがちだ。

しかし、そういった才能を授かった選手だからこそ、引退前、あるいは入団間もない時期に、大学でいう一般教養のように法律、社会の常識、社会貢献の意義を必須科目として研修を受けさせるのも大切だろう。とりわけ高校球児時代から早くからスターとして活躍した選手はそれら社会の節度を身につける機会もなく、スター扱いされるが、特に引退後は特別な能力を見せられる機会はなくなってしまうが故に、一般社会に出てもGAPの生じないよう、球団、球界、支援団体もそういった選手を”ひとりの人間”として早い段階でケアしておいてもよいだろう。

スターの光と影、引退後の動向は青少年・少女にとっても影響を与えかねないだけに、その後のキャリアにおいても社会的な活躍のできる一般教養を学ぶ機会を与えて逸脱した行為を未然に防ぐための活動、施策もこれからは益々、大切になってくるであろう。

そしてシーズンがはじまったら、試合に集中し、熱い戦い、最高クラスの闘いをファンのために見せてほしいものだ!


・MLB2016

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・追伸:清宮甲子園2号、ベスト4へ!


◆"MLB Stars!":

・マイク・トラウト

・ノーラン・アレナド

・ブライス・ハーパー

・ジャンカルロ・スタントン

・カルロス・コレア



・ゲリット・コール

・クレイトン・カーショー

・グレインキー

・ダルビッシュ

・田中将大

・大谷翔平


・Kiyomiya Brothers

・"Star Guitar!" - The Chemical Brothers

・"Go!" - The Chemical Brothers ft.Q-tip


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