Dream Japan



Vol.30



"Natural Born Stars!"

Natural Born Stars! - ”もってる”次世代スターたち!


(2015/8/16)


◆"Natural Born Stars!":

高校野球100年の記念大会となった第97回、夏の甲子園は、"和製ベーブ・ルース"と評される弱冠16才のスーパー高校1年生、清宮の登場で、より一層、注目を浴びる大会となっている!

20世紀には”ノストラダムスの大予言”などという迷信も世間を騒がせたが、その地球滅亡のX Dayとなる年だった1999年、5月25日に東京都で生まれ、北砂リトルから早実中時に調布シニア、その後早実高に進んだが、8打席連続ホームラン、リトルリーグ通算132本塁打、エースで4番で世界一の伝説をつくり、中1で183センチ94キロあったというその規格外の”怪物”ぶりからも、”和製ベーブ・ルース”とも言われていた。

高校野球デビューは2015年4月9日の春季東京大会3回戦の早実vs駒大高戦、六回1死満塁、三遊間を鋭く破る決勝の左前流し打ち勝ち越しタイムリーを放ち、チームは一挙7点を奪って10-8で逆転勝ちした。

高校初本塁打は4月18日の関東一高戦、センター方向への一時は逆転となる3ランだった。

その後も快進撃は続き、神宮を超満員にした7月26日の西東京大会の決勝では、東海大菅生に一時は0-5と負けていたものの8回にミラクルをおこし、清宮のタイムリーを含む一挙に8点をとり逆転し、8-6で甲子園への切符を手に入れた。

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清宮、西東京大会決勝で5点差逆転V!

甲子園では8月8日にはじめてその土を踏み、47000人の超満員の中で今治西高に6-0で勝利し、自身も7回に右前に初ヒットを放った。

乱打戦となった広島新庄戦は2安打で、7-6で勝利、3戦目の15日の東海大甲府戦では1-1の同点で迎えた3回に菊池投手から甲子園1号となる勝ち越し2ランを放ち、4番加藤との”KK”コンビ、3、4番アベックアーチなどで8-4で勝利し、自身も3安打5打点と活躍した!

"State-of-the-Art" Point: - "Natural Born Stars!"



清宮、甲子園一号!

”甲子園1号”が出たことで、いよいよ怪物伝説が本物になりつつあるが、ここからが勝負だ!

王、原、松井、清原、中田ら甲子園を沸かせたスラッガーのようにプロでも大成した選手と、甲子園では活躍したがそうでなかった選手がいる。清宮の場合は本塁打ばかりを決して狙わず、チームの勝利のためにラインドライブをかけた強い打球を心がけている感があるが、ラッキー・ゾーンがある訳でもなく、本塁打数はさほど増えないだろう。

それでも、”勝利”のために、現在のバッティング・スタイルを意識している点はさすがで、清宮幸太郎の弟、”右打者”の福太郎君によると、「兄は野球以外の時は机に向かっている」というほど、幸太郎は研究・勉強熱心な一面ももつ。

男子からみたカッコよさはあるが、女子目線ではどうか?斉藤祐樹や清原和博のような甘いマスクではないが、逆にそれが野球に集中させる機会を作ってくれるかも知れないどちらかというと、ストイックな松井、田中マー君タイプだ。

もっと高校生の球に慣れてくれば、本塁打も”狙って”打てるだろうし、今のようなチームバッティングのまま一発狙いだけでない、”首位打者”、"三冠王"タイプとして大成するのもひとつの手段ではあり、チーム事情によってスタイルを変えられるベースの能力の高さもある。

ど真ん中のチェンジアップとはいえ、失投を逃さず、1年生時点で”甲子園1号”が出たことで、ある種の余裕が生まれ、”本物”になる可能性を現実的なものに徐々にしている。

しかし、チームとしては東海大相模の吉田、左腕小笠原、関東一のオコエ、伊藤雅人、仙台育英の佐藤 世那、平沢、九国の山本、富山、敦賀気比の平沼、松本、花巻東の千田、加藤、秋田商の成田らを擁するチームから抜きん出ている訳ではない早実は、守備やピッチャーには課題もあるし、清宮もそうだ。

ファーストとして頭脳的なバント処理をみせたり、ゴロを難なく捌く一方で、省エネもあるのか、下半身をあまり使わず、上体だけで投げ、守るクセもあり、走塁も遅くはないがスピードを最大限に出す走り方を含め、まだまだ高校3年までに成長するか、プロ入り後にみっちり鍛えられるべき余地がある。

”16歳、一年生の現在地”と捉えれば、メンタル含め、素晴らしいの一言だが、世界に目を向けて、日本のプロないし、MLBに行った際に”最高の選手”になってほしいものだ!



2015年7月14日、世界初のプロ野球球団といわれるシンシナティ・レッズの本拠地、グレート・アメリカン・ボールパークで行われたMLBのオールスターで2年連続MVPを獲得したマイク・トラウトを見てほしい。

185cm、100kgの巨体だが、2011年に19歳で松井のいたカリフォルニア・エンジェルスでメジャー・デビューし初本塁打を記録、20歳で迎えたシーズンに史上最年少、史上初の新人での3割、30本、30盗塁となる.326、30本塁打、49盗塁を記録して新人王に輝いた。30号は新人王を争ったライバルのダルビッシュから放った一打だ!

ジーターの後継者といわれ、全米を代表する存在だ!

さらに、2012年に19歳デビューしたワシントン・ナショナルズのブライス・ハーパーは、.270、22本塁打、18盗塁で新人王、22歳で迎えた2015シーズンは8月15日現在、.332、30本塁打、72打点でリーグのリーダー争いの真っ最中だ!

コロラド・ロッキーズの24歳、ノーラン・アレナドは2013年のデビュー以来2年連続のゴールデングラブ賞の守備でまず評価された三塁手だが、2015年は29本塁打で本塁打争いのまっ只中にいる。

アレナドの成長で、3割30本100打点を記録したこともあるロッキーズの30歳になったトロイ・トロイツキーという大型遊撃手をジェイズで川崎の同僚だったドミニカの盗塁王レイエスとトレードしたほどだ!

1992年同年生まれのハーパーは2年制のカレッジ卒だったため早期にデビューし、4大卒のため遅れてメジャー・デビューとなったリトルリーグでの元チームメイト、シカゴ・カブスのクリス・ブライアントはここまで.255、16本塁打、66打点、12盗塁を記録して新人王資格を有している。

まだ打撃は荒削りだが、マイナーでシーズン155盗塁の記録を作ったレッズのビリー・ハミルトンは、現在53盗塁で盗塁王、通算1406盗塁記録を持つリッキー・ヘンダーソンや、ルー・ブロック、同姓同名のハミルトン、コールマン、タイ・カッブらの記録にどこまで近づけるか。

イチローの同僚、マイアミ・マーリンズのスタントンも24歳シーズンに37本で本塁打王に輝いている。

ほかにも全米以外でも25歳以下では、ベネズエラの至宝、167cmの首位打者、盗塁王、ヒューストン・アストロズのホセ・アルトゥーベは、24歳で.341、56盗塁で新人王にも輝いた。

一押しでもある好調アストロズをアルトゥーベと共に牽引するプエルトリコの1994年生まれ、若干20歳のスーパースター候補、カルロス・コレアは.281、14本、12盗塁で新人王資格を有するが、何と言ってもショートの守備でヤンキース戦で3連続守備機会を見事にアウトにした直後の打席で田中から本塁打を放つなど、MLBファンにポテンシャルをみせつけた!

投手でも、パイレーツのゲリット・コール、カーディナルスのマイケル・ワカ、イチローの同僚で若干23歳、マーリンズの160km右腕ホセ・ヘルナンデスらの若手が、メッツのデグローム、レッズのチャップマン、マリナーズの”King”ヘルナンデス、A'sのソニー・グレイ、ジャイアンツのバムガーナー、ドジャースのカーショーらの世代の下で、MLBを代表するエースになりつつある。

今年からプレミア12という野球の国際大会が開催されるが、それらの世界を代表するイキのいい若手がMLBの規制なく登場したとすれば、日本チームもどうなるであろうか?


高校通算87本塁打の中田翔、83本塁打のおかわり君中村、69本塁打の筒香のように国内でまず活躍する選手になることが清宮の将来にとって重要だが、71本塁打の中日高橋周平、8月1日にようやく2軍で公式戦初本塁打を放った73本塁打のジャイアンツ岡本和真、7年目に突入した65本塁打の大田泰示らのように時間を要するケースもある。

清宮は、"和製ベーブ・ルース"の名にふさわしく、ベーブ・ルースの714本塁打、王さんの868本塁打、松井のMLBシーズン31本塁打超えを目指せるような存在になり、トラウトやハーパー、アレナド、コレアといった世界を代表する若手選手と2020年の五輪までには肩を並べる存在となって欲しいものだ!

また、結果的にリーディング・ヒッター・タイプの打者になるとしても、ローズ、T.カッブらを日米通算で抜こうとしているイチローのように、世界からリスペクトされる打者に成長してもらいたいものだ!

本日8月16日はベーブ・ルースの命日。和製"ベーブ・ルース"もプロまであと2年、NPBにせよ、MLBにせよ、将来が楽しみな"生粋のスター(natural born star)"大型野手の存在が、日本の暑い夏をさらに熱くしてくれている!!


jinguwin

jingu20150726

・選抜 2015

・プロ野球ドラフト会議 2014

・プロ野球ドラフト会議 2013

・侍ジャパン始動

・追伸:清宮甲子園2号、ベスト4へ!


◆"MLB Stars!":

・マイク・トラウト

・ノーラン・アレナド

・ブライス・ハーパー

・ジャンカルロ・スタントン

・カルロス・コレア



・ゲリット・コール

・クレイトン・カーショー

・グレインキー

・ダルビッシュ

・田中将大

・大谷翔平


・Kiyomiya Brothers

・"Star Guitar!" - The Chemical Brothers

・"Go!" - The Chemical Brothers ft.Q-tip


本件に関するお問い合わせは、インターアーツ mail@interarts.info まで